2009年2月26日木曜日

カッコいいのですが、

お取り扱い店を募集しております。

家のリビングがランプだらけで大変な感じです。
オリジナルを含め4台、部屋がある意味インテリアショップ風になってしまいました。

リース、ディスプレーでのレンタルも考えております。

2009年2月23日月曜日

届け出の準備 / PSE

まず、事業開始の届け出(私は既に別の事業で届け出はしておりますが、)
新たに届け出おが必要です。

事業開始から一か月以内に事業届出を所轄の経済産業局に提出しなければなりません。

次に基準適合確認(これは、各事業者が自己責任において実施します。)

一番問題なのは、自主検査です。
私が作り販売する物は1点でも、少量でも大量生産でも一点一点検査をしなければなりません。

自主検査は3項目の検査があり、検査データを3年間保存する義務があります。
検査項目は、①外観検査、②絶縁耐力検査、③通電検査です。

特に問題なのが、②の絶縁耐力検査です。
1000Vの電圧を60秒かけ、被検査対象品の表面から10mA以上の電流が流れない事を確認することです。

絶縁耐力検査装置は購入しなければなりません。
とても高価ですが、それより1000Vが怖いです。(必ず高電圧用のゴム手袋を装着です。)

勿論、なんの問題もない自信はありますが、雷くらいです。
外見でいくら完璧で自信があってもそれとは別ですから。初めてなので恐怖感はありますが私が責任者ですので頑張ります。

物造りとそれを販売すると言う責任はやはり簡単ではなく、 それが当たり前に出来る様に
この規制は必要だと思って準備中です。

必ずこの規格を通して安全で素敵な商品を提供したいと思います。

2009年2月18日水曜日

必要な空間サイズ

1493 mm / ポール高(床からポールトップまで)
1100mm / アーム最大長(アーム端からシェード端までの一本の長さ)
500 mm / 最低必要床面積(三脚ベースの先を円で囲んだ場合の直径)
1460 mm /必要空間(シェードを水平に伸ばした時の最大の距離)
2140 mm /最大高( シェードを最高に立てた時の床からシェード端の高さ)

規格と言うより必要な空間サイズが重要になります。

三本のアームは60度の設計になっていますので、実際は直径500mmの床面積に対して3方行にバランス良く1460mmの直径空間に広がります。

ほぼバランスがとれていますのでアームの方向変更により、片側120度でアームが飛び出すより小スペースのセッティングも可能です。(初期型の設計では完璧なバランスですが、中期からは輸出の為にシェードが簡単にはずせる様なアレンジがなされ実際はアームバランスが崩れています。)

製作過程で初期型のパーツも一部ご紹介しましたが、初期から中期に掛けてのいい時期のものを選択して作製致しました。 詳しく説明したいのですが、、。


また、実際はシェードを曲げて使用する場合が多いと思いますので、
空間の直径は1100mm程度になります。

大きいと思われがちですが、一般の家庭でも普通に使えるサイズです。
勿論、それなりの広い空間で使用するのは理想ですが、、、。

2009年2月16日月曜日

カラーバリエーション / 販売価格

これは参考画像です。(ベースは全てレアな三脚ベースになります。)

アイボリーシェードxブラックポールxブラックレザーバージョン        Price: ¥370000-

一般的にはポールは黒塗装ですが、これはレアなアイボリーポール1956年のオリジナルです。(これもマーブルベースですが、あくまでも色の雰囲気を参考にして下さい。)


8本中4本のみ、アイボリーポールのアイボリーシェードで茶色の革巻きを作る予定です。(別注塗装で販売価格+¥3600-税別になります。)
アイボリーシェードxアイボリーポールxブラウンレザーバージョン   Price:¥373600-
こちらは、私の製作したリプロダクトのトリコロールシェードです。
トリコロールシェード x ブラックポール x ブラックレザー バージョン------ Price:¥372000-税別
黒シェードは現在作製中ですので、後日またUPします。
ブラックシェード x ブラックポール x ブラックレザー バージョン-------------Price: ¥370000-
以上、4バージョンはクロームメッキになります。
ブラックシェード x ブラックポール x ブラックレザー 金メッキ仕様バージョンPrice: ¥380000-
*販売予定は7~8月くらいになると思います。

2009年2月15日日曜日

出来ましたが、

頑張ったかいがありました。

と、言って満足している場合ではありません。
少数ですが、量産に向けての段取りと、販売に向けてのPSEの届出の準備をしています。

いくら素晴らしい物造りでも、合法でなければ犯罪になるこのご時世です。
(2006年から、電気用品安全法と言う規制ができました。)

でも、きちんとした上で販売したいと考えております。

たとえばですが、コードの出口には、金属との直接の摩擦を防ぐためブッシングが必要になります。
半透明の白い方が、国内で販売されている一般的なもので、ベースの底に付ける場合は、はめるだけなのでストッパーを付けないと落ちてしまいます。
黒いネジ処理(ダイス)されているのが、アメリカから輸入したデッドストックです。スクリュー式でしっかり固定できます。しかも見た目も完璧です。
こだわりながら、こんな感じで安全対応です。

革巻き完成


完璧にできましたが、結構大変でした。
オリジナルはゆるゆるで長さも5mm位縮んでいて劣化とか風化の言い訳が出来ますが、
接着ではなく革の収縮でフィットさせる為の設計して、2~3回失敗してやっと完成。
私の所有の中の1本もそうですが、オリジナルの革巻きは劣化が多くだいたい張り替えです。
めんどくさいと思いましたが、やはり出来てみると意味を感じられました。

2009年2月14日土曜日

革巻き

どの革を使用しょうか迷いましたが、今回は銀面が安定していてシボも少ないガーメントレザーの1mm 厚を使用します。

使用しているうちにオリジナル同様の艶が出ると思います。
また、オリジナルは生成りの綿糸ですが、黒の綿糸で革巻きの上品さと高級感を出したいと思います。

私的には革巻き無しでも良かったのですが、
やはりスイッチ部分やアームをコントロールするアームバランスといった手が触れる部分には直接金属に触れない様、オリジナル同様に革巻きします。

但し、ポップなトリコロールのシェードの場合は、あえて革は巻かずにシェードと同色の塗装の物もありました。

是非、本当にご興味下さい。

ご存知の方には大変失礼ですが、お問い合わせの方は出来ましたら、
Gino Sarfatti
Arteluce
Arredoluce
Triennale

で、ネット検索して、この製品をお調べ下さい。

とても、大切で真剣な物造りですので、これが何か分からない方にでも製造の工程で何か伝えたいと思いこのブログを作りました。

販売価格は¥380000-前後になります。
購入をお考えの方は、これからもブログをご覧頂ければ幸いです。

Stilnovoのテーブルランプからアレンジの企画を次に検討しております。

2009年2月13日金曜日

生産本数

生産本数が決定致しました。

トリコロール(ブラック/グレー/アイボリー) 15台
ブラック 8台
アイボリー 8台

合計 31台になります。

販売価格は革巻きの部分を作った後に決定致しますので、
お問い合わせの方はもう少しお待ち下さい。

また、販売価格にはパッケージ、梱包料、送料は含まれない本体のみの価格になります。
お車などで直接商品をご覧頂き、お持ち帰って頂ければ、、、。

大きい商品でインライン配線の為、アームもシェードも取り外しが出来ません。
梱包用のパッケージ等を用意した場合、 販売価格にかなり影響が出てしまいます。

発送の場合は、梱包も含め保険付きで運送会社にお願いする予定です。

美しい製品の影に、

試作1本目が完成し、製作所の各パーツを作る為の機械のそばには、
パーツを作る為に作られた様々な治具や押さえが残されていました。

これまでも紹介してきましたが、縁下の力持ちとでも言える隠れたとても重要な治具を再度ご紹介したくなりUP致しました。

私の物造りは、

今まで色んな物を造ってきましたが、趣味とか単なる金儲けで物造りをしているのではありません。
いつも自分が本当に欲しいものだけを、造ってきました。

だからこそ、出来上がった時の喜びは本当に嬉しいものです。
今回、私的にはとんでもない事に挑戦したと自分で思っていますが、
それを、可能にする事ができました。

日本にはちゃんとした技術と仕事に真剣に取り込むとても尊敬できる工場、製作所の皆さんがおります。

私は企画者でなく製造者だと思っておりますので、製造する方の気持ちはいつも考えておりますが、
この企画でお世話になったK製作所の皆様は、作業だけの高度な注文の仕事ではなくアナログな50年前の企画、設計と、物造りの喜びを 一緒に感じながら本当に大変でしたが楽しい仕事ができました。

試作で満足していますが、量産に向けて頑張りますので興味のある方はご連絡下さい。
31本の予約のみの販売予定です。

2009年2月12日木曜日

遂に完成です。

細部まで完璧です。
なんて美しいのでしょう?!
まず、オリジナルと見分けが付かないでしょう。

レプリカとかリプロダクトの判断は人それぞれで、私も厳しい見方をします。
これが何か説明をしなくても、探している方に販売したいと考えております。

シングルアームの生産は保留で、今回はトリエンナーレ(3本アーム)のみの生産に致します。
やはり、私の究極です。
本当は、もう一工程。
アームバランスとスィッチの所に革が巻かれるのですが、今日のところはひとまず。

また、試作はもう一本進行していますので、
シェードがブラックの物の画像を後日UPいたします。
アイボリーは私物オリジナルの画像をお見せします。

組み立て / 配線

オリジナルをばらした時もそうですが、大変です。

組み立てながらアーム、ポールの中(インライン)に配線していきます。
結局、2時間も掛かってしまいました。

完成!
プラグをコンセントへ!
点きません、愕然と、、、そんなはずは~。


完成の喜びと、焦りから電球を入れ忘れました。

クロームメッキ完了


バフ処理され、綺麗に磨きあがったクロームメッキの鏡面仕上げ。
かなりメッキが厚い為、マスキングできないところは、再タップ切りです。
最後まで色々細かい問題点をチェックしながら試作の最終工程の組み立て、配線へと。

2009年2月2日月曜日

やはり完璧です!

となりのマンションの入り口で撮ってみました。
なんてモダンなんでしょうか。
50年前のデザインとは誰も思わないでしょう。

まだ、完成ではないのですが。
製作所の皆さんとみんなで舞い上がってしまいました。

これから最終のメッキ加工、組み立て、配線へと続きます。

でも正直、
実は、売る気が微妙です。

私が本当に欲しくて努力して手に入れ、本当に努力して造ったから
売りたくない気持ちになってしまいました。

完璧!

製作所の中で組み上がり、まずは撮影。
マシーンとかっぶてしまい外へと、、、
風景が邪魔をして、、、
このシチエーションも不自然。
フロアランプは完璧ですが、、。

パーツ勢揃い

TOTAL = 89パーツ

これからバフ掛けとクロームメッキ(鏡面仕上げ)
では、最終の仮組み立て!

スタンドベース


手作業でオリジナル同様の美しいラインに削っていきます。
この作業は本当に厳しいです。(自分で3本けずりました。)
オリジナルも原型も多分この様に作られたのでしょう。
量産分はこの型からの真鍮キャストで進行致します。
耐久性には問題がありませんので、どうにか生産コストを抑えて販売価格を調整したいと思います。

スタンドベース


フライス盤で工程を重ねていきます。
15mmの無骨な真鍮の板から繊細な姿が現われて来ました。